6月10日(土) 04:50〜05:20

「『夢想』と『理想』は違います。『理想』には手が届くのです。世界80億の民が全員、広島の市民となった時、この地球上から核兵器はなくなるでしょう」
史上初めて被爆地で行われたG7サミット。核保有国3カ国を含むG7首脳が広島に集まるという歴史的な瞬間が実現した。
戦禍のウクライナからはゼレンスキー大統領も訪れ、西側諸国の結束を世界にアピール。岸田総理は平和公園で成果を強調した。
しかし被爆者からは否定的な声が相次いだ。
「要望がほとんど聞き入れられなかった」「何のために広島で開いたのか」、さらには「大変な失敗だった」…
多くの疑問の声が上がったのが「完全非公開」とされた原爆資料館の視察。首脳たちが滞在した時間は40分。
なぜ隠されたのか。そして首脳たちは何を見て、何を感じたのか。
“閉ざされた40分"の取材を進めてゆくと、巨大なサミットに翻弄された被爆地の姿が見えてきた。

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