12月10日(土) 04:50〜05:20

絶滅の危機に瀕している国の特別天然記念物・ライチョウ。
野生のライチョウを家族ごと動物園に移して繁殖させ、再び野生に戻す前代未聞の「復活作戦」が中央アルプスで展開された。
ミッションを託されたのは、茶臼山動物園(長野市)と那須どうぶつ王国(栃木・那須町)の2園。
野生に戻すことが前提のため、エサを中心に高山帯に近い環境で飼育し繁殖させる必要もあり、試行錯誤の連続だ。
作戦を指揮するのは、ライチョウ研究の第一人者で信州大学名誉教授の中村浩志さん。
北アルプス乗鞍岳から移送したライチョウ家族をもとに、2021年に中央アルプスで自然繁殖を成功させた。
今年動物園で繁殖させた家族と合わせ、2025年までに100羽に増やし“完全復活"させるのが最終目標だ。
作戦の最終段階に密着し、ライチョウ復活に向けた動物園飼育員と研究者の情熱と奮闘を追う。

長野朝日放送