「6600年前!世界最大&最古の養殖システム」
オーストラリアの湿地帯バジ・ビムに、自然を生かして作られたウナギの広大な養殖場。溶岩で出来た水路や堰など、先住民の驚くべき技術が見所。
湖と湿地帯が広がるオーストラリア南東部のバジ・ビム。ここに残る、6600年前に築かれた世界最大&最古の養殖システム。先住民グンディッシマラの人々は火山の噴火で流れ出した溶岩を巧みに利用して、水路や堰(せき)などを作り上げてきた。養殖していたのはウナギ。ウナギは燻製にして保存もできるため、獲物を追う移動生活ではなく定住生活が可能となり、先住民に豊かな生活をもたらしたのだ。