7月15日(土) 04:50~05:20

2021年7月29日、福岡県中間市で倉掛冬生ちゃん(当時5歳)が保育園の送迎バスに取り残され、熱中症で亡くなった。
この事件から1年後、静岡県牧之原市でも園児が送迎バスに取り残され同じ熱中症で死亡。
相次ぐ事件を受け国は、2023年4月から全国の送迎バスに安全装置を義務化。
一方で、既に安全装置の義務化が進んでいる韓国では、警察などが取り締まりを行うものの、安全装置を改造し、音が鳴らないようにするといった例もある。
機械で守る安全の前提となる“意識"をどう作るか。人によるチェックを徹底してきた園では、安全装置の必要性を模索。
そんな中、園の運営が基準を満たしているか自治体が確認する「一般監査」について、国は緩和ともいえる改定をおこなった。
独自アンケートで見えてきたのは、背景にある自治体からの悲鳴だ。
事件から2年、保育現場に舞い降りてきた「義務」と「緩和」は子どもの安全を守れるのか検証する。

九州朝日放送