4月30日(土) 04:50~05:20

2016年4月、国内初の民間の小児ホスピスとして大阪市鶴見区に開所した、「TSURUMIこどもホスピス」。
小児がんなど重い病気と闘っている子どもたちに、看護師や保育士の資格を持つスタッフが友人のように寄り添い、長い療養生活で疲れた家族全員のケアにあたる。
番組は去年春から施設を密着取材。治療中の子を持つ親、子を亡くした親、きょうだい児が、ホスピスを通じて家族の時間を取り戻していく姿を見つめた。

彼ら・彼女らは口をそろえて言う。「ここはもう一つのお家です」。誰にも相談できない悩みや苦しみが、なぜここでは打ち明けられるのだろうか。
横浜市では国内2例目のこどもホスピスが、昨秋に誕生。北海道や東京、福岡など各地で設立の気運が高まっている。
番組はドイツのこどもホスピスでわが子を看取った母親の活動も追った。母の活動の原点にあるのは、わが子が死の直前に口にした、「おうちに帰ろうか」という言葉だった…。

朝日放送テレビ