2021年4月。料理人を目指し上京してきた3人の若者がいた。栃木県から上京
してきた同じ高校出身の千春さん(18歳)と楽壱 [らいち]君(18歳)。彼ら
より一つ年上で、茨城県からやって来たあかりさん(19歳)。就職先は、洋
食界の巨匠・大宮勝雄シェフが経営する有名店「レストラン大宮」だ。新人
を指導するのは9年目の七久保先輩(26歳)だが、三ヶ月経っても仕事を覚
えてくれない新人達に疲れ果てていた。新人達の中でも、特に料理への思い
が強い千春さん。入社当初は接客がメインのホール担当だったが、半年を経
て念願の調理担当になった。しかし、現実は厳しく、調理場で七久保先輩に
怒られる毎日。次第に「自分は料理人に向いてないのではないか」と悩みを
深めていく。上京物語の続きに待っていた「旅立ちの時」が近づく…。

【語り】上白石萌歌  【放送時間】14:00〜14:55