>>2
近くにある龍谷大学で、鳥類学者・中村浩志さんの講演が行われたので聴講してきました。今回の講演は、「進化が確認できるカッコウの托卵研究」と「二万年の奇跡を生きた鳥ライチョウ」の2本。どちらも興味深いものでしたが、ライチョウについてご紹介します。
日本では信州あたりの高山に登らないとこの鳥には出会えませんが、ヨーロッパでは身近な場所に生息していて、現在でも狩猟鳥、つまり食料になっているそうです。
そのため、警戒心が全くない日本のライチョウとは対照的に、ヨーロッパのライチョウは人が近づくとすぐに逃げるとのこと。

日本では特別天然記念物として保護されているので、「ライチョウを食べる」なんて考えられませんが、中村さんはノルウェーの雑誌を紹介しながら、ヨーロッパでは普通のジビエ料理であることを強調されていました。