かつて、幼い自分を捨てた父との再会。そして、父と息子の同居生活が始まった…。ゲーム芸人・フジタ(45歳・独身)。華麗なゲームの技の裏側には、悲し過ぎる生い立ちが深く関わっていた。小学校入学直前、母親が急死し、父と2人きりで暮らすことに。ところが父は、フジタの同級生の母親と恋仲となり、家に帰ってこなくなった。父を憎み、その寂しさを紛らすために、フジタはゲームに没頭した。父が家を出ていって約35年。フジタは、かつて自分を捨てた父親との同居を始める。その理由は「認知症」。年金をすぐに使い切り、カードローンのキャッシングで膨らむ借金…しかし、何に使ったのかは記憶がないという。お金に執着し続ける父に、フジタはその理由を問いかける。父が語り出したのは、貧しかった幼少期の記憶。父にとって「お金を渡すことが一番の愛情表現」であり、だからこそ、幼いフジタにも、週に1度の生活費3万円だけは欠かさずに渡し続けていたのだ。「自分も家族を持ちたい…」フジタは45歳から婚活を始めた。そんな中、父が突然、姿を消した…日付が変わっても、帰ってこない父をフジタは捜し続ける。家族の再生の行方は…

【語り】宮﨑あおい  【放送時間】14:00~14:55
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