4月13日(土) 04:50~05:20

10年前に出会った仙台市の須知誉(すち・ほまれ)さん(当時6歳)は、難病『コケイン症候群』を抱えています。
『コケイン症候群』は、健常者の4倍から5倍の速さで老化が進む早老症の一つで、平均寿命は15歳から20歳といわれています。
低身長・視力障害・歩行障害・腎不全などの症状が現れ、発症は50万人に1人という希少難病ゆえ治療法の研究は進んでいません。

誉さんが、「見ること」「歩くこと」「食べること」などさまざまなことを失っていく中、唯一の希望は「思い出は生きる力になる」という医師からの言葉です。
『楽しい思い出』をつくろうと旅行の計画を立てる家族。15歳の誕生日を目前に余命1年を宣告されます。
懸命に生きた誉さんは、弟・柚稀さんのピアノの発表会に参加した3日後、息を引き取りました。
深い愛情に包まれ、16年間の人生を全うした誉さんと家族を見つめます。

東日本放送