3月18日(土) 04:50〜05:20

2022年1月、沖縄の児童相談所は、実の親が引き取りたいと申し出たことを受けて、那覇市の夫妻の里親委託を解除し、5歳の女の子を一時保護しました。
一時保護の様子がニュースで流れると、幼い子どもを複数の大人が連れ去るようなやり方に議論が噴出。
県が第三者委員会を立ち上げ、児童相談所の対応を検証する騒ぎとなります。取材を進めるうちに、私は、奇妙なことに気づきました。

誰もが同じことを口にするのです…。それは「子どものため」という言葉でした。
今年4月には、こども家庭庁が発足。国は子どもの人権擁護と子どもの最善の利益を守ることを掲げ、大幅な制度改革に取り組んでいます。里親家庭への委託推進もそのひとつです。
番組では、ある日突然、親だと思っていた人から引き離された里子の「あの子」の出来事を通して、「子どものため」とはどういうことなのかを考えます。

琉球朝日放送