必殺仕掛人~第16話(1972年12月16日放送)
「命かけて訴えます」
(監督・大熊邦也 脚本・早坂暁)
花里 - 左時枝 甚八 - 林ゆたか
清 - 志乃原良子 侍松井 - 出水憲司
米吉 - 古川ロック 大庄屋 - 日高久
弥んぞ(弥造) - 松橋登 いね - 梓英子

代官の悪政と村民の窮状を訴える書状を持って、百姓の弥んぞと甚八は江戸へ向った。代官からの追手もあり、老中への直訴は重罪だし文字通り命がけの旅なのだ。
江戸へ女郎として売られた甚八の姉お清は殺人まで犯して金を作り、弟たちの保護を半右衛門に頼んできた。
左内と梅安は二人を江戸まで護衛してきた。
老中の外出を待つ間に、弥んぞは吉原に売られている女房、おいねと再会、甚八は姉の処刑を見て以来、二人はこの世に未練を感じ始めたようだ。

※必殺シリーズのオープニング口上を数多く手掛けた早坂暁、必殺シリーズ初脚本回。
のちにからくり人では社会的弱者を扱いながら13本中11本を担当し、独特の世界観を築き上げた。
今回はその原点ともいえる。