必殺渡し人~第4話(83年7月29日放送)
「花火の夜に渡します」
(監督:原田雄一 脚本:中原朗)
与吉 - 有川博 おえい - 森田理恵
清七 - 内田喜郎 市兵衛 - 阿木五郎

お沢は最近、何者かに見張られているような気配を感じていた。大吉や惣太はそれを気のせいだと一蹴するが、そんなお沢を見張る怪しい男が…。
一方その頃、玉屋の息子・清七は旅先から珍しい硝石を持ち帰り、鍵屋の娘・おえいと共に喜び合っていた。だが、恋人同士である二人の若者には将来の不安があった。
玉屋の主・市兵衛はかつて鍵屋の手代であったが、爆発事故を起こしたため鍵屋の主・弥兵衛の怒りを買い、店を追われていたのだ。
この一件以来、両家は不仲になっていたが、実はこの爆発事故は鍵屋の番頭・与吉の仕業だった。
市兵衛を追い出すために爆発事故を仕組んだのも、鍵屋の身代を奪おうとする与吉の計画の一つであったが、今後の計画を実行するにあたり邪魔な人物が一人いた。
その人物とは、かつての爆発事故の仕込みの現場を偶然にも目撃したお沢だった。