必殺仕事人~第26話(79年11月16日放送)
「半吉は女の愛で立ち直れるか?」
(監督・原田雄一 脚本・松田司)
お袖 - 佳那晃子 萩野 - 北川めぐみ
藤波 - 絵沢萠子 伊集院伝八 - 志賀勝

薩摩藩奥向き警護役伊集院伝八は、果たし合いの末に武芸者を討ち果たした。その決闘を見ていた主水は、伊集院を慈源流の使い手と見抜く。
一方、おふくに先立たれて塞ぎ込んでいた半吉は、幼馴染みのお袖と再会、ようやく元気を取り戻した。
半吉は、薩摩藩に仕えるお袖から藩の内状を知らされる。どうやら御年寄藤波が中臈萩野に意地悪しているらしい。お袖は、藤波からの仕打ちに悩む萩野を励ますため、半吉に手助けを頼んだ。
ある夜、半吉は駕籠に乗せられ藩邸の男子禁制の奥間に通され、持ち前の明るさで萩野とお袖を笑いの渦に巻き込んだ。
ところがそれを伊集院が察知、すぐさま藤波に知れ渡り、現場を取り押さえられてしまう。
藤波は、この一件を材料にして萩野を問いつめるか、萩野に自害を勧めようと考える。
その夜、こっそり藩邸を逃げ出した半吉は、伊集院に追いつめられ斬殺された。
また、萩野も身の潔白を果たせぬまま自害。そして、萩野の仇を討つべくお袖は藤波を刺殺した。
秀は半吉の恨みを晴らそうとするが、主水と左門は己の感情だけで行う殺しに反対する。