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カヌレの表面は、蜜蝋でコーティングされています。蜜蝋は、ミツバチが巣を作る材料として分泌する天然のろうで、食品添加物としても認可されています。

蜜蝋をカヌレ型に塗ることで、表面に膜を形成し、焼き上がりのカリッとした食感と、独特のツヤ感を出すことができるのです。

また、蜜蝋には、乳化作用や抗菌作用があるため、カヌレの風味を損なうことなく、保存性を高めることができます。

そのため、本場フランスのカヌレは、蜜蝋でコーティングするのが一般的です。

ただし、家庭で作る場合は、蜜蝋が手に入りにくいため、バターやマーガリンを塗って代用することもできます。

バターやマーガリンを塗ると、蜜蝋ほどはカリッとした食感は出ませんが、それでも十分美味しいカヌレを作ることができます。