https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75229
飲み会の席で初めて会った30代くらいの韓国人女性に、英語でこう言われた。「あなた、英語を話せる? あなたの韓国語は流暢じゃないから」驚いてすぐに反応できなかったが、やがて怒りでワナワナ震えた。こんな侮辱はない。「あなたの韓国語は流暢じゃない」なんて、韓国で一番言われたくない言葉だ。おまけに、韓国語じゃなくて英語を話せ、と言われているのだ。僕は母語が日本語で、韓国語を勉強するために韓国に留学しに来ている。韓国語のレベルは中上級くらいだと思う。語学学校では、上から2番目に高いクラスに所属している。その韓国人女性の言葉はそんな僕をバカにしているだけでなく、韓国語を学びにわざわざソウルにやってきた僕という存在を否定する言葉だと感じた。在日コリアン3世として育った僕がどんな思いで韓国語を勉強してきて、今、語学学校に通っているのか。少しでも想像力を働かせてほしい。とにかく悲しかった。