パナソニックも仕事納めか

パナソニックは27日、炊飯器の国内生産を2023年6月をめどに終了すると明らかにした。兵庫県加東市の工場で主に国内向けの上位モデルを生産していたが、すべてのモデルの生産を中国・杭州の工場に移す。少子化やコメの消費量減を背景に、国内の炊飯器市場は今後も縮小が見込まれるためという。

 加東工場は再生樹脂の生産拠点への転用を検討する。500人の従業員のうち、約100人の正社員は他の事業に配置転換する方針。残る約400人の派遣や請負などの従業員は契約を更新せず、期限で契約終了とする。国内向け炊飯器は今後、中国とインドで生産を続ける。