くしゃくしゃに丸められた新聞紙。ゴミ篭いっぱいの、空き缶の山。一見、ゴミにしか見えません。でもよく見ると…、これは焼物。恐るべき超絶技巧で作られた、アート作品なのです。
作者・三島喜美代は、今年6月、世を去った現代美術家です。91歳まで現役、小さな体で巨大な作品を作り続けた浪花のオバアチャン。彼女が「ゴミ」にこだわった理由とは?その秘密に迫ります。そして、アートの島に残された究極のゴミとは?

<Art Traveler>永井美奈子
<ナレーター>上野樹里