第250話「舟戸の血」

ボルトが復讐の連鎖に困惑するその数日前、イカダは姉の青煉が戦いで重傷を負ったことを知り、久しぶりに家に戻っていた。
連日、看病を続けるそんなイカダのところにフナムシの息子・コブナがやってきた。
コブナは仲間を守るために戦っている父や大人たちを尊敬しており、イカダに対し「戦わないのか?」と問いかける。
イカダは、自身は戦いには向いていないと答えるのだが、そんなイカダの想いとは裏腹に、父のアラウミや舟戸一族の者達は、戦おうとしないイカダに苛立ちを募らせていく。