江戸東京博物館館長で建築家の藤森照信氏。45歳の時、遅咲きの建築家デビューを果たして以来、独創的な発想で生み出される自然の素材を生かした作品を発表し続けている。茶室は建築の実験の場と語り、驚きの仕掛けを施した『低過庵』や、あまりの高さに揺れる『高過庵』など、通常の茶室では考えられない奇想天外なものばかり。
いつか建築を浮かしたいと思っていた藤森は、ついに茶室『空飛ぶ泥舟』でそれを実現。生まれ故郷である茅野の地に建つ3つの茶室を内田有紀が体験する。

<Art Traveler>内田有紀
<ナレーター>渡辺いっけい