「ナゾの王国に栄えた古代都市」
2023年に世界遺産に登録されたばかりのタイの古代都市シーテープ。発掘調査が進行中でまだ謎の多い遺跡で、仏教とヒンドゥー教が融合し発展してきた独自の文化は見所。ここは6世紀頃から繁栄したドヴァーラヴァティー王国の都市。都市を築いたのはモン族と呼ばれる人々だった。彼らは仏教や自然の山を崇拝し、様々な仏教遺跡を残した。世界遺産には「濠に囲まれた古代都市遺跡」や「聖なる山の洞窟遺跡」「巨大仏塔」などが登録されている。現在も発掘調査が続き、ヒンドゥー教寺院や1700年前の埋葬跡など数々の発見が相次ぎ、古代都市の全貌はまだナゾのままだ。