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まず第1の理由は、ドラえもんが「他力本願を助長する」という点です。主人公ののび太は自分の問題を自分で解決しようとはせず、すぐドラえもんに助けを求めます。それを受けてドラえもんは4次元ポケットから飛び出す秘密道具で、どんな問題でも解決してあげます。このように自分で努力しようとせず、他人にすぐ頼ってしまう考え方がドラえもんによって植えつけられているのではないか、というのがひとつ目の理由です。

第2の理由は「のび太の性格に問題がある」という点です。パキスタンで今回ドラえもんの放送禁止を訴えた議員たちの家庭訪問調査によると、「ドラえもんを見たことによって子どもがのび太のように宿題をしようとせず、親や教師に対して失礼な言葉遣いをしたり逆らったりするようになった」という複数の証言が得られたそうです。

またある分析によると、ドラえもんがのび太に秘密道具を渡すと、のび太は必ずと言っていいほどその道具を試すことでお母さんを困らせているとのこと。ドラえもんを見た子どもたちがそれを見習ってしまうのではないか、というのが放送禁止を支持する側の言い分です。ちなみにジャイアンがのび太を殴ったりイジメたりするシーンも、暴力的でイジメを助長しているということで問題視されているようです。

最後の第3の理由もまたのび太と関わっているようです。のび太がクラスメートのしずかちゃんに「大好き!」と公言したり「家においでよ」と口説く誘い方など、子どもには不適切とも言えるようなセリフを発するシーンがあるとのこと。それが宗教上・社会道徳上、問題があるという点です。このような大胆ともとれるセリフは日本のアニメ作品全般に見られる傾向で、私も日本に来て初めて日本のアニメを見たときはそのセリフやビジュアルの過激さに驚いたものです。