「暴力的な男性にはより多くのセックスパートナーがいる」との研究結果
https://gigazine.net/news/20210119-physical-aggression-attract-sexual-partners/
男性の性的魅力には容姿や知能、性格などのさまざまな要素が含まれていると考えられていますが、「暴力的・攻撃的な行動」も一種の魅力となっている可能性も以前から指摘されています。
合計で1万人以上の被験者を追跡したデータを分析した新たな研究により、「暴力的な傾向が強い男性はセックスパートナーが多い」との結果が示されました。

被験者らは15年にわたる調査期間中に合計で4回の調査に参加し、研究の一環として言語的な知能テストを受けたほか、暴力・犯罪的行動や学業、性生活などに関する質問にも回答したとのこと。
研究チームは肉体的な魅力や健康状態およびその他の要因を制御した上で、暴力的な行動がセックスパートナーの数と関連しているかどうかを調査しました。

分析の結果、男性では暴力的な傾向がセックスパートナーの数と有意に関連している一方、女性の暴力的な傾向はセックスパートナーの数と関連しないことが判明したそうです。
男性の場合、前回の調査よりも暴力性が増すにつれてセックスパートナーの数が増加しましたが、女性では暴力性の増加が性的交渉を結ぶ相手の増加につながりませんでした。
また、教育レベルの上昇は男性のセックスパートナーの数と長期的に関連していたものの、言語的な知能および高校における学業成績は、セックスパートナーの獲得につながらなかったとのこと。