0192渡る世間は名無しばかり
2023/02/26(日) 01:01:32.70ID:opLTYvI6http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2008/12/-2--74-0a56.html
出生直後より、人類を除く全ての哺乳動物は例外なく同床・同禽です。例えば生まれると直ちに母と子を別々の場所に引き離し、一定の時間(その臨界期はそれぞれの種族によって異なりますが)離れ離れにした後、再び親子を一緒にしても、最早母親は我が子とは認めず、決して養育しようとしないだけでなく、時には食い殺してしまいます。
例えば山羊の場合、生後3時間以内に親と離して、再び一緒にした場合、親山羊は子山羊を殺してしまうといいます。しかし生後2日間親と一緒に過ごさせ、その後離した子山羊を再び親のもとにかえした場合、親山羊は子山羊を受け入れます。この事は山羊の場合、生後二日間で親子関係が成立したことを示しています。
このように Ethology(動物行動学)の立場からすると、人類以外の哺乳動物では、出生直後の母子分離は自然の掟に反する行為のようです。一人人類のみが、この哺乳動物の掟から例外であり得るのでしょうか。