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ニッサン    ニッサンR91CP 1992年デイトナ24時間レース総合優勝車
日産のグループCレーシングカーの歴史は、1983年(昭和58年)から始まります。英国のマーチ社やローラ社といった外国製のシャシーに日産のエンジンを搭載し、WEC(世界耐久選手権)や、国内の耐久シリーズ(JSPC)に参戦していましたが、R90型からは自社製となったマシンでの参戦となりました。
このクルマは新設計のカーボンモノコックを採用したR91CP。1992年(平成4年)のデイトナ24時間レースで長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男組が日本人・日本車として初の総合優勝を飾った記念すべきマシンです。エンジンは3500ccのVRH35Z(V型8気筒DOHCツインターボ)で、最高出力は実に800馬力に達しました。
このハイパワーを受け止める為に更なるチューニングをされたシャシーの採用など、優れたトータルバランスが、デイトナ24時間レース制覇という快挙を成し遂げました。    車両詳細   年式 1991年    型式 R91CP型