カイマン属(カイマンぞく、Caiman〈カイマン〉[1])は、およそメキシコ南部から南米大陸各国(チリを除く)までに分布する、いわゆるカイマンとよばれるワニの仲間。
1825年にドイツ人の博物学者・ヨハン・バプチスト・フォン・スピックスが設立。アリゲーター科の下位に位置する階級。

カイマン亜科(カイマンあか、Caimaninae)は、ワニ目アリゲーター科のワニである。アリゲーター亜科と並び、アリゲーター科の主要な系統の1つである。
カイマン亜科のワニは、中央アメリカおよび南アメリカに生息する。比較的小さく、ほとんどの種は体長数mにしか達しない。
最も小さい種はコビトカイマンで成長すると1m程、最も大きい種はクロカイマンで成長すると4m以上になる。体長12m程度になるPurussaurusや、同程度の大きさに成長し、
幅広のアヒルのような口吻を持つMourasuchus等の絶滅種も知られている。