飛鷹千寿(反町隆史)は、元妻の井伏愁(観月ありさ)が10年前に起きた警察官連続殺人事件の実行犯であることを知る。真相を突き止めた千寿だったが、犯人は結城倫子(白石麻衣)だと愁にあえてウソを伝え、爆弾の起爆装置になっていた携帯電話に倫子の指紋を付けて、証拠を偽造するよう依頼する。
千寿は偽造した携帯電話を『オクラ』の押収品として部署内に隠せば、自責の念にかられた愁が証拠を回収しに来ると予想。
わざわざ倫子を犯人に仕立て上げる必要があったのかと指摘する不破利己(杉野遥亮)に対して、千寿は愁がどのような人間だったのかを確かめたい、と真意を告げる。
その夜、千寿が待つ『オクラ』に愁がやってくる。千寿の取り調べを受けることになった愁は、自身が製造した爆弾で一連の事件を起こしたことを認める。そしてそれは、警視庁公安部内の“存在しない"部署『ハイドアンドシーク』の指示だと告白する。
そのような中、別室で取り調べの様子を見守っていた利己は、ある違和感を抱き……。