「週刊文春」編集部
宝島さんの妻が近くのライバル店の看板を勝手に移動させたり蹴ったりしたほか、ライバル店に入ろうとした客に「不味いよ」「こっちの店のほうがいいよ」などと囁いたり、ライバル店で働く従業員に向かって「バカ」「アホ」「痴漢」と罵声を浴びせ、耐えかねた従業員を退職に追い込んだ、というのである。

 この訴えに対して宝島さんサイドは、

「原告側が故意に、境界線をはみ出して看板を設置したから元に戻すために移動させた」

「万が一発言していたとしても、以前から、原告側の従業員が被告側の店に入店しようとする客に対して『その店で出しているのはゴミですよ』『皿洗ってないですよ』等の悪評を発言することが多々あり、それに対抗すべく行ったものに過ぎない」

 などと反論。さらに裁判記録によると、オープン当初から「原告は被告らを敵対視していた」と主張するなど、近隣との深い溝をうかがわせていた。