9月28日(水) 02:50〜03:50

金沢美術工芸大学の大学院生、深田拓哉。作るのは鉄の彫刻。
飛び出し注意の看板を巨大化させたり、鉄の塊をモーターで回したり。作品は一見“バカバカしい"ものばかり。
同居人の秋山雅貴は学費と生活費をバイト代と奨学金から捻出する苦労人。華やかな肖像画を得意のビジネストークで販売し「有名人になること」を目指す。
そんな秋山に対して深田は「片手間で書けるほど僕は器用じゃない」と懐疑的な思いを隠そうとしない。
だが、当の深田はというと、言葉による表現の未熟さから作品のコンセプトをうまく伝えられないジレンマに陥る。
そして、作品が金沢市内の公園に展示されるや市役所が深田に突きつけたのは「表現としてふさわしくない」という撤去要請だった。

石川テレビ

https://www.fujitv.co.jp/fnsaward/backnumber/31.html