4月19日(土) 04:50〜05:20

北海道の知床沖で、小型観光船「KAZU I」が沈没した事故からまもなく3年。これまでに20人の死亡を確認、6人の行方が分かっていない。
事故から2年以上が経った去年8月、乗客のデジタルカメラが知床岬の海岸で見つかり、家族のもとに返ってきた。カメラは腐食が激しかったが、
専門の業者がデータ復旧に成功。そこには、事故直前の乗客の姿、船上からの景色、徐々に強まる波の様子などが克明に記録されていた。
中には、事故当日の運航会社事務所の様子を捉えた写真も。そこから、桂田精一社長の証言を巡る、新たな疑惑も浮上した。
今年3月、乗客家族が運航会社と桂田精一社長に損害賠償を求めた裁判がついに始まった。
これまで、家族に正面から向き合うことがなかった桂田社長。法廷に姿を現した社長を前に、家族はどんな思いをぶつけたのか?
未曽有の事故から3年。「なぜ、あの事故は起きたのか」。問い続ける乗客家族の闘いは続く。

北海道テレビ放送