12月14日(土) 04:50〜05:20

「海も逃げれない、山も逃げれない。現実的に避難する方法はないと思います」。
北陸電力志賀原子力発電所からおよそ10kmの志賀町富来地区に暮らす堂角直友さん。
地震で突き付けられたのは、原子力防災の現実だった。最大震度7を観測した能登半島地震。
崩落や亀裂で避難ルートが寸断され、北陸電力志賀原子力発電所の30km圏内では14地区でおよそ150人が孤立した。
毎年実施されていた原子力防災訓練は生かされず、住民たちは避難すらできなかった。
複合災害が発生した場合、住民の安全に避難や屋内退避を進めることはできるのか。
原発という「国策」を推進する国とそこに住む住民たちから原子力防災のあり方を問う。

北陸朝日放送