「レッド・サン」1971年公開のフランス・イタリア・スペイン・アメリカ合衆国共作の映画
日米修好のために日本から合衆国大統領へ贈られた宝剣が、列車強盗団によって奪われた。
生き残った護衛の武士は腹を切り、強盗団の追跡を部下に命ずる......。
A・ドロン、C・ブロンソン、三船敏郎という三大スターが、日本刀をめぐって相争う
奇想天外な娯楽西部劇。

三船プロが、パラマウント映画に対し三船敏郎主演の侍を主役にした西部劇の企画を
持ちかけたのが1965年の事であった。
この企画に賛同したのが製作者のテッド・リッチモンド。しかし、当時アメリカ本国や
イギリスでは007を中心にしたスパイ映画ブームが起きており、西部劇(しかも侍が主演の)に
興味を持つものは少なかった。
しかし、テッドは諦めず、遂にフランスのロベール・ドルフマンと合意して実現したいきさつがある。