6月17日(土) 04:50〜05:20

名古屋市の小学4年生、生野真浩くんは、「糖尿病」と付き合いながら生きている。
「糖尿病」と聞くと食生活の乱れや運動不足が原因というイメージがあるが、真浩くんは、生活習慣に関係なく発症する「1型糖尿病」だ。
中高年に多く発症する「2型」と異なり、子どもに多く発症する。現在の医療では根治できず、毎食前や高血糖時には注射によるインスリン投与が必要だ。
インスリンを投与しなければ、死亡につながる可能性もある。母親の優季さんは、真浩くんへの給食前のインスリン注射をするため、毎日、学校に通った。
昼夜問わず、血糖値の管理が欠かせない生活の中で、真浩くんや家族の負担は大きい。
「1型糖尿病」の患者や家族に対する社会の理解は乏しく、支援制度も整っていない。
「周囲に理解してもらうため1型糖尿病を広める活動をしよう」「制度がなければつくってしまおう」。
全国に約10万人いる患者が抱える課題と、治療研究の最前線を伝える。

名古屋テレビ放送