5月27日(土) 04:50〜05:20

ウクライナ北部のチェルニーヒウ出身のホンチャロヴァ・イリナさん(63)。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、去年4月、宮城県石巻市に住む長男を頼り、87歳の母親と避難してきた。
異国の地で始まった長い避難生活。ウクライナで25年間教師を勤めていたイリナさんは、津波火災の被害を受けた教室を見て、戦争で破壊された故郷・ウクライナと重ね合わせる。
震災と戦争、ともに多くの命が奪われたことに心を痛めるイリナさん。

日本に避難して初めて迎えた3月11日をきっかけに、多くの命が失われても生き続ける強さを学んだ。石巻市の復興へと進む姿に、ウクライナの未来への希望が見えたと話す。
「戦争が終わったら、私たちも同じように国を再建し、幸せに暮らせるようになることを願っています」
戦地から被災地へ。平和を祈り続けた日々。1年にわたるイリナさんの避難生活を追った。

東日本放送