5月20日(土) 04:50〜05:20

「納骨堂」が経営破綻で突然閉鎖にー 前代未聞の事態が札幌市で起きた。
屋内型納骨堂「御霊堂元町」を運営していた宗教法人「白鳳寺」が、約3億円の負債を抱えて事実上の経営破綻に陥ったのだ。
連日殺到する利用者への説明に追われた代表だったが、去年10月、突如音信不通となり失踪した。
問題が発覚してから、わずか2週間あまりのことだった。私たちは、行方をくらました「白鳳寺」代表の足取りを追跡。取材を進めると、
代表が高級車や豪邸の居住費、多額の飲食代などに納骨堂の運営資金を費やしていた疑惑が浮上した。
また、この宗教法人が複数の人物を介して売り渡されていたことも判明。
営利を目的とした「納骨堂ビジネス」のために「名義貸し」のような形で宗教法人が売買される実態も浮かび上がった。
都市部での納骨堂需要が高まる中、所管する行政側のチェックが追い付いていないのが実情だ。変わりゆく供養の場を取り巻く問題点をあぶり出す。

北海道テレビ放送