帰国子女で、父は世界的な植物病理学者であったという。関西大学文学部卒業後、大手消費者金融会社に入社[1][2]。上場準備のために激務をこなした結果燃え尽き症候群となってしまい、30歳を前に退社[2]。ゴルフ場の芝生管理の仕事に就き、35歳で起業[2]。バブル景気末期の影響もあり業績は好調で年収は2千万円を超えたが[2]、精神病を患った娘とともに暮らす生活の中で会社が回らなくなり、仕事も家庭も破綻したという[2]。2011年の東日本大震災後は5年ほど東北に住み、宮城県で土木作業員、福島県で除染作業員を経験した[2]。除染作業で追い詰められ、所持金5千円で上京[2]。風俗店の呼び込みなどで食いつなぎながら「住所不定」の生活を送り[2]、漫画喫茶で書き上げた『藻屑蟹』(徳間書店)で2018年に第1回大藪春彦新人賞を受賞[3]。

2018年、『鯖』で第32回山本周五郎賞候補。

2019年、『ボダ子』で第33回山本周五郎賞候補。

2020年、『犬』で第22回大藪春彦賞を受賞。これを機にアパートを借り、約4年間生活した漫画喫茶から拠点を移した[4]。