4月22日(土) 04:50〜05:20

日本有数の貿易港、名古屋港の一画に残る自然「藤前干潟」。
たくさんの生き物が暮らし、その生き物たちを旅の途中のエサとして年間を通じて2万羽以上の渡り鳥がやってくる「生きものたちの楽園」です。
藤前干潟は、今から30年以上前、増え続ける名古屋市のごみの処分場の候補地となっていましたが、人々が反対の声をあげたことで、ごみ処分場の事業は中止。
事業中止は名古屋に残った自然を守っただけではありませんでした。
増え続けるごみを減らすため、当時の名古屋市民に浸透していなかった「分別」への意識を根付かせ、大規模なごみ減量を達成したのです。
「ごみ」の問題によって、人々の意識を変えた藤前干潟に今、新たに「マイクロプラスチック」というごみの問題が迫っています。
藤前干潟の泥の中のマイクロプラスチックを独自で調査し、その結果が楽園を訪れる渡り鳥、そして、私たちの生活にどのように影響していくのかを取材しました。

名古屋テレビ放送