>>643
これまで鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染はまれとされていましたが、
1997年の香港で鳥インフルエンザ(H5N1)のヒト感染例が確認されて以降、現在までに東南アジアやエジプトを中心に断続的に患者の報告があります。
今後、ヒトからヒトへ効率的に感染する能力を獲得した新型ウイルスに変異(その際に新型インフルエンザウイルスに指定される)し、
世界的流行(パンデミック)を引き起こす危険性があることから検疫感染症に指定され、検疫所では継続して警戒を実施しています。

症状
無症状なものから、結膜炎や下痢、また発熱や咳などインフルエンザ様症状を呈するものまでさまざまです。
肺炎や呼吸不全、多臓器不全による死亡例もあり、致死率は50%以上です。