3月11日(土) 04:50〜05:20

「ブレーキが壊れたダンプカー」
福島県喜多方市で230年以上続く酒蔵の9代目、佐藤弥右衛門を人はこう呼ぶ。原発事故を機に、自然エネルギーによる発電事業に参入。
「会津電力」を立ち上げた。自治体をも巻き込みながら強力に事業を進める背景には、未来の子供たちのため、原発に頼らない社会をつくるという覚悟がある。

だが政府は今冬、次世代原発の開発・建設や運転延長に向けて舵を切った。それでも弥右衛門にブレーキは効かない。
「命は、安全は」。エネルギー政策の岐路に立ついま、福島だからこそ訴えられることがある。

福島放送