2月18日(土) 04:50〜05:20

日本映画は、いわゆるミニシアターによって、その裾野を支えられてきた。
ミニシアターはシネコンと対照的な小規模の映画館で、支配人が独自の視点で上映作品を選び、若手映画人の“登竜門"となっている。
「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督も、「ベイビー・ブローカー」の是枝裕和監督も、デビュー作の上映はミニシアターだった。
日本国内で製作される新作映画のうちの約半数がミニシアターでしか上映されない。

コロナ禍による観客動員数の減少で、多くのミニシアターがかつてない経営難に陥っている。にもかかわらず、ミニシアターを支える制度や体制は貧弱だ。
番組では、名古屋で40年営業を続ける「シネマスコーレ」、2022年に営業を始めた島根県の「小野沢シネマ」を取材。
コロナ禍によって再認識されたミニシアターの存在価値に光を当てる。

名古屋テレビ放送