1月28日(土) 04:50〜05:20

大分県と愛媛県、それぞれの岬に挟まれた豊予海峡に浮かぶ島、高島。亜熱帯性のヤシ科の植物・ビロウが自生し、
渡り鳥・オオミズナギドリの営巣地が確認されるなど、照葉樹林固有の自然が残されている。
高島には、特定外来生物に指定されているクリハラリスも生息する。
戦後間もない時期、この島を動植物と触れ合うレクリエーションの場にする計画が持ち上がり、人為的に持ち込まれたものだ。
ところが雑食性のクリハラリスは、植物の種子を齧り、鳥の繁殖への影響も懸念されている。島本来の生態系を守り、
この外来生物が九州本土に生息域を広げることがないよう取り組みを進める研究者がいる。番組ではそうした活動に加え、関東地方におけるクリハラリスによる農林業被害も取材。
“ブランド魚"関あじ関さばで知られる豊予海峡の水中映像も交えながら、外来生物と在来の豊かな自然、そして人々の関わりを描いていく。

大分朝日放送