9月3日(土) 04:50〜05:20

2022年3月、1人の男性が北海道・旭川空港に降り立った。彼の名前は降旗英捷(ふりはた ひでかつ)さん78歳。
降旗さんはサハリン残留日本人で、2歳で終戦を樺太(今のサハリン)で迎え、事情があり日本に帰国できないまま、50年近くウクライナで暮らしていた。
その後、ロシアのウクライナ侵攻から逃れるため、命からがらウクライナを脱出。NPO法人日本サハリン協会の援助によって娘とともに旭川に暮らす妹を頼って来た。

ウクライナ難民として命は助かったものの、心臓病を患う降旗さん。これから降旗さん一家を待ち受けているのは日本での苛酷な現実かもしれない。
七十数年の海外生活で日本語は話せない、しかし、生きていくために彼は日本への帰国を選んだ…

北海道テレビ放送