「女性として生きたい」
大切な家族に性的マイノリティーだと打ち明けられたらどうしますか?
京都市に住む今西千尋さん(56)は心と体の性が一致しないトランスジェンダー。8年前に名前を変え、性別適合手術をし、女性として生活しています。
千尋さんは代々続く鉄工所の長男として生まれました。家業を継ぎ、結婚。結婚10年目のある日、妻に「女性として生きたい」とカミングアウトします。

そのとき息子は7歳、娘は3歳でした。
仕事では差別と偏見の目にさらされ、家族も徐々に女性らしくなっていく父親の姿に困惑。一度はバラバラになった家族ですが新しい家族の形で再出発、今は深い絆で結ばれています。
家族は女性になった父親をどう受け止めてきたのか。誰もが自分らしく生きるためにはどうすればいいのか。
さまざまな困難を乗り越えてきた父親と、支え合う家族の姿を見つめました。

朝日放送テレビ