オーストラリア北部、日本の四国とほぼ同じ面積を持つのがカカドゥ国立公園だ。南側には岩山があるが、北側に広がる平原は雨季には大湿地となる。雨季の間は大地が水浸しとなり、足を踏み入れることさえ難しい。今回は雨季が終わり、乾季の始まった時期に撮影を行った。またカカドゥは文化的価値が認められた複合遺産。先住民アボリジニが描いた「岩壁画」が残されているからである。それは今も彼らの伝統として代々伝えられている。