どのような病気が考えられますか

 胸部エックス線画像で見られる淡いすりガラスのような陰影は、間質影(かんしつえい)と呼ばれます。肺には、気管支が何度も枝分かれをした先に「肺胞」という空気と血液中のガスの交換をする小さな袋が多数あります。この気管支や肺胞といった空気が入る場所の間を「間質」と呼びます。この間質に炎症がおきると淡いすりガラスのような影が見られます。間質影が見られるとは、間質に炎症を起こす病気「間質性肺疾患」が疑われます。