必殺からくり人・血風編~第7話(76年12月10日放送)
「恨みに棹さす紅い精霊舟」
(監督・蔵原惟繕 脚本・大和屋竺)
精霊村源二郎 - 樋浦勉 楫取吾兵衛 - 浜村純
密偵 - 牧冬吉 三崎屋忠兵衛 - 松岡与志雄
喜三次 - 伴勇太郎 仁介 - 野上哲也
八蔵 - 野崎善彦

白濱屋に泊まった団体客が田舎者なのに妙に金回りが良く、おりくは首をかしげる。その中の一人の源二郎に口説かれたおいねはその気になってしまい、白濱屋もからくり人もやめて源二郎についていってしまう。
これにショックを受けたのは新之介。彼はひそかにおいねに惚れていて、彼女を引きとめようとするが想いすら告げられない。
だが、そんなとき、海外に逃すと約束した放蕩息子を殺された大店の主人が、息子の恨みを晴らしてくれとからくり人に依頼。
主人は土左ヱ門の目の前で殺され、土左ヱ門たちは刺客を追いつめるが、なんとその正体は白濱屋に泊まったあの団体客の一人だった。

※おいね(吉田日出子)退場回。
前々回のおりく過去編といい、時代に翻弄された男と女の情愛が渦巻く一篇。観るものも声が掛けられないくらいにうちひしがれるおいねが痛々しい…。