必殺からくり人・血風編~第6話(76年12月日放送)
「悲恋を葬る紅い涙」
(監督・渡邊祐介 脚本・中村勝行)
お栄 - 鮎川いづみ 蛙の彦六 - 春風亭柳朝
宇佐美源四郎 - 剣持伴紀 清吉 - 島米八
金井 - 平沢彰 塩沢 - 浜伸二
土田 - 宮川珠季

太鼓持ちの彦六と芸者のお栄は花柳界の掟を破って夫婦となっていた。
ある日、芸者と旦那衆の集まりが開かれることになったが、お栄に見栄を張ってもらおうと、彦六は知り合いの女将から高価な簪を借りてお栄に与える。
ところが、その簪をお栄は帰り道になくしてしまったのだ。
買えば三十両はするという逸品だけに、二人は途方に暮れてしまう。
その頃、幕府海軍の宇佐美が三十両で兵を募っていると聞き、彦六は金欲しさに入隊し、一方、お栄も何とか金を工面しようと玉転がしの清吉に身売りの世話を頼んでしまう。
しかし、清吉がお栄を売り飛ばしたのは宇佐美だった。