暗闇仕留人~第27話(最終回・1974年12月28日放送)
「別れにて候」
(監督・松本明 脚本・國弘威雄)
松平玄蕃頭 - 戸浦六宏 松平玄蕃の娘 - 西崎みどり
根岸屋治兵衛 - 福田豊土 鶴吉 - 浜村純
おはつ - 関根世津子

黒船の来航をバックに時代を見とおし開国論を主張する若年寄・松平玄蕃頭、貢もその見識を高く評価している。
が、この玄蕃頭は裏では阿片に溺れ、商人から金品や女を献上させ、妾宅の近くの長屋を眼ざわりだと取り壊させるような男だった。
貢は国の運命が大きく変わろうとしている時に、自分自身の生き方に疑問を感じはじめていた。

※激動の幕末で揺れ動く貢、これがこのシリーズのおおきな本筋であったが、ついにそれに答えが…。
※主水は世の中(奉行所)の構図に辟易し、仲間とともに憂さ晴らし的意味合いも含めて裏稼業を始め、今シリーズでもその流れを継いで行動しているが、今回裏稼業の厳しさを実感し、トラウマを抱えてゆくことになる。