助け人走る~第35話(1974年6月15日放送)
「危機大依頼」
(監督・蔵原惟繕 脚本・松田司)
おきぬ - 南田洋子 正木三五郎 - 宮口二郎
市造 - 佐々木孝丸 軍平 - 堺左千夫
丹右衛門 - 原田力 岡場所の女 - 森みつる
刺客 - 伴勇太郎

商人の女房おきぬが、旗本の正木三五郎を殺してほしいと利吉に哀願した。
集金に行って乱暴されたうえ、夫にばらすと脅迫されていたという。
利吉は平内らにおきぬを引き合わせ事情を説明した。そこへ、お吉にあいくちを突きつけて人質にした正木らがおきぬを渡せと押し込んできた。

※ゲストの南田洋子は、日活時代から親交のある蔵原監督の要請で、人間ドックに入る予定を変更して京都入り。見事な演技をみせている。

※『必殺シリーズは最終回前の回に傑作が多い』とよく言われている。
このシリーズからその傾向はみられるようになったといえる。
ちなみに『仕業人』のラス前回の脚本も今回と同じく松田(山内P)。
今話をモチーフにした回となっている。

【おしらせ】
『助け人』も次回でいよいよ最終回。来週火曜からは必殺シリーズ第4弾『暗闇仕留人』放送開始!