助け人走る~第9話(1973年12月15日放送)
「悲願大勝負」
(監督・松野宏軌 脚本・ジェームス三木)
玉井市左衛門 - 北沢彪 宗雲 - 神田隆
お初 - 今出川西紀 烏丸卿 - 柳生博
仁科久重 - 谷口完 市岡佐渡 - 守田学哉
笹川了庵 - 西山辰夫 杵淵左内 - 千葉敏郎
宗慶 - 唐沢民賢 片島新兵衛 - 松本敏男

浪人に身を落した将棋指・玉井市左衛門は、公卿の烏丸卿のはからいで、御公儀お抱えの将棋家元・中橋宗雲の息子で名人の宗慶と下指しがかなった。
かつて、市左衛門の腕前を恐れた宗雲や家元の庇護者・仁科久重の陰謀にかかり、主家を追われた市左衛門が積年の恨みをはらすための対局である。
市左衛門の娘お初は、父が無事に対局を終えることが出来るよう守ってほしいと助け人清兵衛に依頼する。
下指しの日、宗慶が不利と見た宗雲らは立会人の寺社奉行・市岡佐渡と結託し、謀略をめぐらせる。