嵐が吹かねば、太陽が輝かぬとするなら、
大地を走る無謀な風となろう。
戦いの果てにしか安らぎは来ないものなら、
己の血のたぎりに身を任せよう。
それぞれの運命を担い男たちが昂然と顔を上げる。

次回「横断」。
放たれた矢は、標的を射るか。
地に落ちるか。